自己紹介を行う目的を達成するために、必要な要素はたった二つです。
自己紹介。
それは社会人になった人が行う最初のプレゼンテーション。
内容、悩みますよね。学生時代や、採用試験とはまた違った状況ですから。
「無難な内容がいいのかな?」
「いや、つまらない奴だと思われないように笑いを取りにいくぞ!」
なんて、変なところで気を使っちゃいます。
うーん、わたしたちはコメディアンじゃあないんですけどね....。
(たまに本当に大喜利化しているのを見かけます。自己紹介とは一体....)
さあ、たかが自己紹介、されど自己紹介。
これから共に働く職場のあなたの印象を決める大切なプレゼンテーションとなります。
たった二つの簡単な内容を押さえれば、きっとあなたは職場で良いスタートを切れるでしょう。
今回は、新入社員が自己紹介に入れておきたい要素と、実際に自己紹介を行う際に気を付けるポイントを絞ってご紹介しましょう。
目次
前提:「自己紹介」を行う目的を確認しよう
まずは自己紹介の木庭を確認しましょう。
何のために、入社時に職場で自己紹介を行うのでしょうか。
場を和ませるため?笑わせる為?はたまた、自分を良く見せるため?
いいえ、答えはシンプルに「職場において、あなたという人間を知ってもらう為」です。
周りの方はこれから共に仕事を行う上で、あなたがどんな性格なのか、どのように仕事に取り組もうとしているか知りたいのです。
上司だって、仕事の振り方だったり、日常のコミュニケーションのきっかけを掴む必要がありますから。
ここから、自己紹介で無理に自分の性格を明るく取り繕ったり、笑いを取りに行く必要性は無いことがわかりますね。
ポイント
自己紹介の目的は「あなたを知ってもらう」こと
先輩社員や上司も、共にはたらく上であなたがどんな人間か知る必要がある
無理にキャラを変えたり、笑いを取ることは目的ではない
前提:「自己紹介」のながれ
自己紹介の流れに特別なことはなく、テンプレートでOKです。
基本的に下記の流れを1.から順に守れば良いでしょう。
目的を達成するために、大事になる内容は
4.「本当にすきなこと」
5.「職場の抱負」
です。
ここの2点を考えていきましょう。
自己紹介のテンプレート
1.名前と配属
2.経歴(出身/出身大学、高校等)
3.(場が懇親会、歓迎会などであれば)会に対するお礼
※業務中の自己紹介ならスキップ
4.あなたが「本当に好きなこと」
5.職場の抱負
6.「よろしくお願いします」で締める
新入社員が自己紹介に入れたい要素
あなたが「本当に好きなこと」
あなたの本当の趣味や、ハマっていることを言って下さい。
周囲があなたに話しかけるきっかけは、「あなたが好きなこと」が最もわかりやすいのです。
「私の趣味、ちょっとマイナーだから無難に読書や映画鑑賞とかにしとこうかな?」
と考える必要はありません。
(もちろん、本当に読書や映画鑑賞が大好きなら全然OKです。)
大切なことは、話題づくり。
あなたがその話題で話しかけられた時スマートに会話を出来るかどうかです。
あんまり好きでもないことを軸に話すって、結構つらいですよね。
SNSの発展に伴い、2010年ごろとは異なりさまざまな趣味が認知され、市民権を得ています。
筋トレを通じたボディメイクも、ここ数年で大分認知が変化したように感じています。
Youtubeで動画を配信していたり、Vtuerを追っかけている方もそう珍しくない時代になりました。
ということで、自分の好きなことは胸を張ってアピールしましょう!
ポイント
自分が話題にして会話できる「本当に好きなこと」をアピールする
趣味や好きなことに貴賤なし。 胸を張って。
職場での抱負
あなたの仕事に対する姿勢、意気込みをことばにしましょう。
個人の積極性や、趣向を理解して貰うためです。
ある程度、仕事の内容がわかっているならば
「あなたがやりたいこと」
「挑戦したいこと」
を優先的に入れ込むと良いでしょう。
上司はこれからあなたたちに仕事を割り振ることになります。
最初の時点で、ある程度あなたの趣向がわかっていれば、最適な業務をアサインして貰える可能性があります。
まだ先が見えていないならば、「どんどん仕事を覚える」のような、ポジティブなワードを入れ込んでおきましょう。
ポイント
「自分がやりたいこと」を最優先に盛り込む
やりたいことが無い場合は、積極性をアピールできることばを入れておく
自己紹介を行う際に気を付けたいポイント
内容が決まったら、あとは実際にプレゼンテーションするだけです。
プレゼンテーションの際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
ネガティブな内容は話さない
自己紹介はあなたのプレゼンテーションです。
マイナスイメージを与える内容を入れ込むメリットはありません。
あなたが自信が無い、苦手だ....と思っていても、ネガティブな内容は控えましょう。
誰しも不得意なことはあります。
それらは、これからスキルアップしていく中で補えるものでもありますし、周囲もフォローしてくれます。
不安なこと、心配なこと。
入社時はいろいろあると思いますが、自己紹介とは切り離しましょう。
前を向き、はっきりと喋る
大声で叫ぶ必要はありません。
が、下を向いてぼそぼそ.....は、避けましょう。
入社面接のときのように、前を向き、あなたなりになるべく聞き取りやすい声で話しましょう。
短く、簡潔に
プレゼンテーションは端的に、わかりやすく、必要な情報を。
自己紹介も同様です。
1分程度に収まるようにしましょう。
凝ったエピソードを話そうとするあまり、長い自己紹介になってしまっては周囲もダレてしまいます。
心配な方は、一度テンプレートに沿って自己紹介を書き起こしてみましょう。
1分間に話す文字数としては、300文字程度が理想です。
一度書き起こし、読み上げて時間を測ってみるとより効果的でしょう。
悪目立ちすることをしない
「たくさんの同期の中で目立たなければ....
ここは奇抜な自己紹介をしてみよう!」
これはNGです。絶対に避けましょう。
よほど優れたセンスがなければ、意味無く「癖の強い奴」のような、最悪の初印象を与えてしまうだけです。
突如爆発をするリスクのある新人、客先に連れて行きたくはないですよね。
自己紹介はあくまであなたの導入。
あなたの長所や、個性は仕事をクリアする中でしっかりと周囲に伝わります。
まずは、基本をしっかりと抑えられることを証明しましょう。
まとめ
自己紹介はあなたを周囲に認知してもらう、大切な最初のイベントです。
だからこそ、あなたという人間を正確に表せる内容をしっかりと考えておきましょう。
良い初印象がきちんと伝われば、周囲との関係性構築もぐっと楽になります!
アイディア
テンプレートに沿った、堅実な自己紹介を作る
自己紹介は簡潔に1分程度、300文字を目安に
➡不安なら書き起こし&一度読み上げてみる
趣味や特技、やりたいことはあなたの本音を入れる
「やってはいけないこと」は押さえておく
自己紹介のテンプレート
1.名前と配属
2.経歴(出身/出身大学、高校等)
3.(場が懇親会、歓迎会などであれば)会に対するお礼
※業務中の自己紹介ならスキップ
4.あなたが「本当に好きなこと」
5.職場の抱負
6.「よろしくお願いします」で締める